犠牲祭おめでとう/Eid Mubarak

 イスラム教徒ではないカラーシャには、例年あまり関係ない犠牲祭ではあるが、今年はカラーシャを含めた三つの谷の全世帯に、犠牲された山羊の肉が配られた。

 犠牲祭の歴史的背景は、預言者イブラヒムの物語が関係しており、イブラヒムが苦悩に苛まれながらも神の啓示に従い、息子イスマーイールを犠牲にしようとしたことが由来となっています。犠牲祭はイブラヒムの忠誠心を称えるほか、動物を生贄として捧げ、神に感謝の気持ちを伝えるための祭典です。

  また、犠牲祭には「喜捨/ザカート」と同様の目的もあります。

この喜捨も五行のうちの1つであり、財産に余裕のあるムスリムが一定の比率の金銭や現品を支払い、困窮している人々に富を分け与えます。

 

 犠牲祭ではお金に余裕のある人が羊やヤギ、牛などの動物を買ってその肉を3当分し、1つは自分や家族のため、1つは親戚のため、最後の1つは恵まれない人たちのために分配されます。その肉はいかなる場合も販売することが許されていません。

*「海外事業サポート協同組合」のHP、活動レポートより

 

  ルンブール谷では75頭ものヤギが連れて来られ、7月10日(日)の夜からヤギが順次徹夜で犠牲にされた。捌かれた肉は計量されて、谷奥のヌーリスタン人やグジュール人も含めた350世帯に平等に分配された。

 

 1頭3万ルピー(物価高の今はもっと高いかも?)もするヤギを75頭、その他の経費も含め、ボンボレット谷とビリール谷も加えると大変な出費であるが、援助金はサウジアラビアからのものらしい。

 

 何にしても、非イスラム教徒のカラーシャにも分配するという寛大な行為に、けっこう良い印象を受けた。私も肉片(2kgぐらい?)をちゃんといただきましたよ。