朗報その2/電気が戻った。

2010年10月

 もしかして鉄砲水の被害にあって二度と動かないのではと心配していた発電所の発電機が、チトラールの技師によって修理されて、私が谷を出る1週間ぐらい前に発電所に戻ってきました。

 

明るくなった中学校の教室
明るくなった中学校の教室

 以前の状態どおりにはならないものの(発電機はすぐ熱くなるらしい)、やはり夜に電気が来ると助かります。発電所ができてから、ランプ用の灯油はもはや谷の店で売っておらず、電気がなかった間はみんな懐中電燈やろうそくで部屋の灯を取っていました。暗いだけでなく、乾電池は3個セットで60ルピー、一晩もたないろうそくは1本10ルピーもするので、電気代の数倍費用がかかっていました。電気が戻ってきて万々歳です。まあ、発電機がいつまで持ちこたえてくれるか、ドキドキしながらですが。

 

 電線が壊れて昼間でも暗かった小学校と中学校の教室に、7月、私たちの活動費で配電の修理と新しく電気を付けましたが、今回村を出る2日前に、ちゃんと付いているか見に行きました。教室が2つしかないカラーシャ小学校にはきちんと電気がついていましたが、3室ある中学校の1教室の電球は、泊まり込みの教師がちゃっかり自分たちの部屋に付け替えていました。もちろん文句を言って戻してもらいましたが、全く人を教育する身分のくせに、ほんと油断も隙もないもんです。