年の初めに思うこと

2011年1月

 2011年が開けました。今年もよろしくお願いいたします。

(昨年11月末に父が他界しまして喪中ですので、祝いの言葉はひかえさせていただきます。)

「今年こそは世界中の人々が笑顔で暮らせる年になりますよう」なんていうのは現実的に不可能なようですので、せめて「今年こそは世界中の人々が笑顔で暮らせるようになるきっかけの年」になってほしいものだと願います。

 

 それぞれの国の特性を無くしてしまうグローバル化に私は賛成しませんが、私が嫌だと言っても、もうすでに世界はかなりのグローバル化が進んでいます。日本人の生活も、気がつかないうちにその歯車にきっちりとはめ込まれて(日本人自らがグローバル化に加担している面もあって)、世界のあらゆる国々との結びつきを断ち切ったら成り立っていかないようになっています。情報の速度も早くなるばかりで、地球の裏側で起こるニュースも瞬時に伝わってきます。

 

 これからはもっともっと世界の国々の情報が入り易くなると想像します。今や、海外の国々は「近隣の県」のように近いものになってきています。これはグローバル化の数少ないメリットの部分であって歓迎すべき点でしょう。世界中の人々がお互いにより親近感を持つようになっていけば、世界平和への道が少しは開けていくかも知れません。他国で起こる様々な出来事に耳を傾けて、良いニュースは共に喜び、戦争や災害については共に悲しみ、手を差し伸べる心の余裕のある地球人が増えていくよう願いたいものです。