ルンブール谷にたどり着く

12月2日

 

 ラハマンフセインさんの弟さんが手配してくれた乗り合いの自家用車で、フロントシート(パキスタンの乗り合いの車では助手席が一番良い席と考えられている。しかしここに2人座るわけで、1人で座ると2人分の料金を払わねばならない)に乗ってチトラールへ向かう。ラワリ峠は12月にしては雪が少なく、四輪駆動でなくともなんなく通れた。アユーンでバラングル村のダットサンが待っててくれて、夕方には無事にルンブール谷のわが家に到着。

 

 しかし、アユーンからカラーシャ谷に入る道路がまったく修理されていないのには驚いた。特にルンブール谷側は以前のまま何も手をつけられていないので、さらに危なくなっている。こんな道を毎日何台ものボロ車がよく通るよ、と思ったら、けっこう事故は起こっているということ。もうすぐ雪が降るだろうから、さらにさらに危険度が増すだろう。そうなりゃ、わたしゃ、谷から出たくないよ。


この夏は新築ラッシュ

 うちの村は景気がよいのか、3軒の家が新築、一軒は2階に増築された。そのうち3軒は辺境パキスタンでは高価とされるトタン屋根葺き。トタン屋根は雨漏りしない、そして雪おろしをしなくてよいというメリットもあるが、夏は暑く冬寒いときくし、だいたい日本人の眼には、トタン屋根はどうも安っぽく見えるし、村の多くの土の屋根の中で妙にキンキラ目立ち、村の景観も損なうということで、「AKIKOの家」でさえ、伝統様式を守るということで、土の屋根に甘んじているのに、周りの家はどんどんトタン屋根になっていく。


写真は下をクリックして私のFacebookのページでご覧くださいまし。

https://www.facebook.com/akiko.wada.5070

 

 

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コメント: 1
  • #1

    吉牟田 博子 (木曜日, 11 12月 2014 08:51)

    無事にルンブール谷に着いて良かったね!アユーンからの道路が改善されるといいね!