14日 9月 2017

実りの秋

９月は収穫の月。畑にはトウモロコシ、豆、そして木にはクルミ、ぶどう、りんご、梨、桃などの果物が実る。

　畑の作物は水入れ、間引きなどに手がかかるが、果物は肥料を与えるわけでもなし、消毒をするわけでもなし、勝手に実る。これぞ「神の恵み」というものか。ただし、「神の下、皆平等」ということで、虫や鳥たちも恵みに預かり、というか美味しいところを虫や鳥に先取りされて、虫食い物が多いのが難だが。

 

  • 地元の作物。りんご大小、豆、トマト、玉ねぎ、クルミ。ぶどうはほとんど毎日食べているけど、この日はストックがなかった。
  • 屋根上はこれから先、乾した収穫物で賑わうようになる。
  • 上流対岸の畑に行く道は、数度にわたる鉄砲水で岩だらけ。水辺を飛び越えられない子供や年寄りには大変だ。
  • チャイ用に群れから外して家で飼ってる山羊に草を食ませる。
  • 村の食堂で出た骨を食らうタロー。生後３ヶ月になるが、じっとしてることはなく、人を見ると飛びかかり噛む。じゃれてるつもりだろうが、服は穴があき、汚れ、時に噛まれて血が出る。こんな悪坊の犬はこれまでいなかった。コンニャロー。ただしよく吠えるからいずれは番犬になるだろうと期待せぬことにゃあ、育ててられん。
  • チトラールの町へ往復する乗り合いピックアップ（地元ではダットサンと呼ぶ）の3人席には母子8人が押し合いへし合いで座る。チトラールに出るだけでぐったり疲れる。
  • 元私の護衛していた地元の警官が３週間前にスワット地方に転勤になり、数日前に半月の休暇をもらって帰ってきた。（いいよなー）気分転換とかで、彼のために元うちのスタッフで警官になったジャムシェールがホストになり飲み会が開かれ、私も呼ばれた。
  • 2010年の鉄砲水の後、日本とフランスの友人たちの支援金で建てた発電所を守る堤防は機能している。右手に発電所がある。
  • 現在、バラングル村に建設中の堤防の一つは、イギリスの旅行会社「Wild Frontier」の支援による。