カラーシャの谷
秋のクリケット・トーナメント戦が行われていた上流のサジゴールトンに、タローを連れて散歩がてら出かけた。
The other days I had a walk with my dog, Taroh, to the upper stream where the cricket tournament was holding.
午後の２時ぐらいになっていたが、まだ試合は始まっていなかったので、サジゴールトンに畑があるうちの村の女性たちと時間を潰していると、その日プレーするボンボレットのクラカル村の青年たちがやって来た。
彼らのほとんどが親戚にあたるが、アメリカのカリフォルニア大学で映像を学んでいるパナワナ・ジャンをはじめとして、みんな都会で教育を受けているから
カラーシャの若いモンというよりシティボーイに見える。
その中で見慣れない青年がいた。カラーシャ谷が好きで大学休みで遊びにカラチから来たパーシー教徒（ゾロアスター教徒）という。（後で彼はパキスタンの一流ホテル、アワリホテルのお孫さんだとわかったが、彼はそんなことは明かさなかった）名前はデンシャというんで、「日本ではエレクトリック・トレインの意味だよ」などワイワイ笑って雑談した後、みんなで写真を撮ろうと並んだ。
タローも一緒にと並ばすが、彼はじっとしてなくじゃれまくり、しまいに私の手首をがぶりと甘噛みした。その途端「イテー」と叫んだ私を、若者の一人がカメラでバッチリ捉えました。
The other days I had a walk with my dog, Taroh, to the upper stream where the cricket tournament was holding.There I had a nice chat with youngsters from Bomboret valley, one from Karachi. Afterwords we had taken photo.I found the one who took photos by my camera is a good photographer for not missing a shutter chance when Taroh was playing with my hand.
