嫁さんたちの行事

10月から11月にかけて、義父、上流のおばちゃん、カラーシャグロム村のバロエ一族のおじさんと3人のお年寄りが亡くなっただけでなく、ボンボレット谷のバーバ(姉さん)、彼女は私の契りを結んだ弟たちの腹違いの姉さん、までが脳卒中で意識不明になり、10日後に亡くなった。葬式と喪明け行事を繰り返すうちに秋が過ぎ、初雪が降り、例年より早く冬に突入した感じだ。

 11月は畑の収穫が終わり、夏の放牧場から山羊の群れを村近くに下ろした牧夫たちも参加できるので、個人の結婚行事などのお祝いが多く開かれる月だ。葬式でそうした行事が目立たなかったけれど、うちの村ではこの秋、3人の婚姻に関しての行事があった。

 この春にボンボレット谷に嫁いだ娘が実家に戻っていたが、彼女をたくさんの贈り物と共に嫁ぎ先に送り出す行事があり、また1、2年前にジャマットの甥と結婚して、春に坊やを出産して出産小屋からそのまま実家に半年以上滞在していた嫁さんが坊やと付き添い人たちと、実家からの子山羊10頭ほかの贈り物と共に嫁ぎ先に戻ってきた。またジャマットの従兄弟の嫁さんは実家から20頭の子山羊と贈り物をもらい祝いの行事があった。