冬の大祭チョウモス始まる/Cawmos, the most important winter festival has started

サラザーリと新築祝い/Sarazari and 9 housewarmings

 12月7日のサラザーリを皮切りに、カラーシャの行事の中で一番重要といえるチョウモスが始まった。5月半ばに行われる春祭りジョシの後に畑のそばにある夏の家に移って暮らしていた世帯も、この日村の家に戻り、村は一挙に賑やかになる。

 

  それだけでなく、今年新しく家を建てた家族はこの日から新築の家に移り住む。近年、人口も増え、金回りも良くなって、新しく家を建てて分家する世帯が多くなり、昨年は確か7カ所の新築祝いがあったと思うが、今年は9世帯が新築した。村の住民は砂糖や菓子を持って、近い親戚は寝具やティーカップセットなどを持ってお祝いに行く。

 

 それぞれの家に2、3キロの砂糖やビスケットを持って、祝いに駆けずり回るのも、けっこう大変だ。新築の家からは小麦粉のタシーリ(平たいクレープ風のパン)とチーズがもてなされるけど、9度も同じメニューだと「もう結構」状態になる。第一、サラザーリには各家で、夏の放牧場で作られ保存されていた5キロ、10キロのチーズの塊を開けて、家庭の聖なる場に捧げた後に、家族もたっぷりチーズの食事をするし、嫁に行った家族や近い親戚たちにもチーズにタシーリを添えて配る行事があるので、腹がチーズだらけになってしまう。チーズにサラダとワインがつけば、そりゃあ大歓迎であるが、野菜をあまり食さないカラーシャにそれを望むのは無理な注文だ。

 

  夜9時過ぎ、バラングル村の新しい広場には大きな焚火が焚かれ、周りで村人たちは聖なる歌を歌う。そして下手の村から男性たちが一列を組んで聖なる歌を歌いながら、その周りを周り、輪が解けると、大騒ぎになり、手拍子に合わせて歌や踊りがくり広げられる。今年はボンボレット谷からたくさんの人が新築祝いに来たので、参加者が多く、歌と踊りは翌日まで続いた。